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ドコモ2in1っていいなぁ…

 自称MNP敗者のドコモから夏モデル904iの発表がありました。

■2in1は素敵

 ドコモが新しく発表した904iシリーズですが、素敵なネットワーク機能が付加されました。
いわゆる複数の電話番号を一つの携帯に着信させることができる機能ですが、よく考えられています。
従来の複数番号着信の弱点を上手に回避して、新しく付加価値を加えています。

 唯一の弱点は、B側のメールがWebメールになってしまうところでしょうか。
メール着信時にどのモードの宛先に着信したのかをタグで振っておけばいいだけなので、不思議ですよね。
返信時に誤った発信元で返信しないような配慮かもしれませんが、ぜひ904isではA・B等価にして欲しいですね。

 ビジネスとプライベート、メインとサブなど、さまざまな用途で利用できる2in1だが、AモードとBモードで、
利用できる機能が若干異なる点には注意が必要だ。Bモード設定時にはプッシュトークは利用できず、
SMSについては受信はできるが送信には非対応。海外ローミングはAモードのみの対応となる。
またBモードのメールはWebメールでの提供となる。URL入りのメールで着信を通知する機能が用意されるため、
メール着信を逃す心配はないが、端末内に取り込むためには手作業で保存の操作をする必要がある。

 すでにドコモと2回線の契約があるユーザーは、904iシリーズを購入する際に、
2つの番号を1つの端末に統合することも可能だ。ただし、A回線は機種変更扱いで継続して利用できるものの、B回線にする電話番号は、
手続き上いったん解約する必要があるという。経年割引などはすべて解除されるほか、いちねん割引に加入している場合で、
更新月以外にこの作業を行う場合は契約解除料も発生するので注意が必要だ。


ITmedia +D モバイル:携帯が2つの顔を持つ──「2in1」はどんなサービス?

 これだけのためにドコモに移ってもいいかなぁと思える機能です。

 

■うた・ホーダイは新曲が自動ダウンロードできれば最高

 Yahoo! Music(米国)やPandraのように、
ユーザーの好みに合わせて自動的に新曲をダウンロードできれば最高ですよね。過去一週間ぐらいの間に聞いた曲を学習して、
ネットワーク帯域に余裕のあるときに自動ダウンロード。一定の割合で学習とは別に新曲を混ぜておいて、
歌手と曲をレーティングしていけば音楽市場が拡大すると思います。

 現在の30~50代は以前の音楽に対しては、積極的に購買※しますが、
新人やチャート上で流行っている曲に関しての購買は消極的です。これは新曲にふれる機会が減少していることがきっかけですから、
自動レコメンド機能で新曲にふれさせることができれば需要を喚起することも可能になります。

※iTunesの2006年ベストセラーアルバムを見ると、10年前に流行っていた人たちがランキングに現れています。
2006年のオリコン アルバム年間ランキングとは大きく異なります。
ちょうど10年前に10代後半から20代前半の人たちが好んでいたものがランキングしておりiTunesの顧客年齢層の高さがわかります。
(チャートの信憑性が期待できず恣意性がある可能性があります。これはGFKのような正確性の期待できるデータ提供元がないためです)

参考リンク:
ITmedia News:iTunes年間ランキング、トップは宇多田とモーツァルト

参考リンク:
オリコン2006年アルバム年間チャート-うっきーのチャートチェック

 

■端末自身に魅力があるかというと…

 売りにしているのは2in1、直感ゲーム、うた・ホーダイとどちらかというと、地味な分野ですよね。
2in1以外は別の代替えサービスがあるわけですし。

 端末の魅力として直感(体感)ゲームを売りにしていますが、これはちょっと疑問です。
携帯ゲームの利点は狭間時間で手軽にできることです。狭間時間のほとんどは他人のいる場所になりますから、
そんなところでいきなり携帯を傾けたりしていたら、変な人ですよね。

 これが欲しいっていう端末がないのが904iの一番の欠点。全部優等生というか、わくわくする端末がないのが残念。

 2in1が入ったから、904iにしたのでしょうが、
903iでオプション相当になっていたHSDPAを標準にすれば使い勝手があがるので、ぜひ入れて欲しかった機能です。
(スピードよりも遠距離基地局との通信品質向上が使い勝手をあげている部分。地下でフルブラウザを使用していると、
引っかかりが多くて使い勝手が悪かったのが、HSDPA対応機だとスムーズにブラウジングできる。日比谷線で通勤すると、
非常にありがたい機能です)

 2in1はかなり高度なことが必要なのは、以下のITmediaの記事が詳しいので、ご覧ください。

簡単そうに見えて、実現困難な「2in1」

 しかし、今回投入された「2in1」をしっかり見ると、904iシリーズが、世代繰り上げが妥当なモデルであることが分かる。
既報のとおり、2in1は2つの契約者番号を1台の携帯電話に“完全な形で共存”させるものだ。
一見すると単純なサービスのように感じるが、ネットワーク側で付加番号を割り当てるのではなく、
あくまで別個の契約者番号として取り扱い、端末上でも“2つの番号”として機能の切り分けと共存(デュアルモード)を実現している。
これは端末、ネットワーク、顧客管理システム、店頭でのオペレーションから各種サービスの約款まで、
大幅な見直しと改修が必要なサービスである。


ITmedia +D モバイル:それは“ドコモらしい反撃”──「2in1」とFOMA 904iシリーズ

 

■ドコモ2.0は痛い…

 いまどき「2.0」を付加したブランディングを行うのは、痛すぎますね。2.0が流行ったのは一年も前のことなのに、なぜいまさら?
 夏野氏も2.0を付加することには否定的だったようですが。 新しくなったという意味で、2.0を付加しているわけですが、
一般の人に意味がわかるわけもなく、業界向けのアピールにしてはちょっと古すぎる。

 一般の人に浸透する言葉かというと… う~ん、微妙。センスを疑うな。

 

 auに2in1の機能が搭載されるのを待って機種変しよう。一年後か?

 

ソフトバンクモバイルは結局草刈り場だった

 携帯のMNP(ナンバーポータビリティ)も開始から2週間が経ち、auが圧勝でドコモが大幅減、
ソフトバンクモバイルが微増という初戦の結果が出ています。しかし、この結果を単純に見る事は出来ません。

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10月の契約者数が2万3800の純増になった
(11月8日の記事参照)
ことについても、「ほんの2週間前まで、MNPに関するあらゆるアンケート調査、メディアの評価、
事前予測で、旧ボーダフォンは一番ユーザーを激減させるのではないか、草刈り場になるのではないかと予想されていた。しかし、
結果的には純減ではなく純増を達成している。大変善戦しているのではないか」(孫氏)との見通しを示した。


ITmedia +D モバイル:ソフトバンク孫社長「MNPでは大変善戦していると思う」 (2/2)

 初戦のユーザーは年割りなどの期間の縛りのある契約を更新月に事前に解約、
もしく違約金を支払ってキャリアを変更したユーザーが大半です。
初戦のユーザーはMNPに積極的な層が待ってましたとばかりに移動したわけですが、予想された移動者数に対して遙かに少数です。
アンケート結果をそのまま鵜呑みにすることは出来ませんが、ソフトバンクモバイルユーザーの約20%がMNP利用意向者です。
10月の異動者数は55,000人と約0.36%にすぎず、最大で2~3%は年内に転出すると予想されていましたから、
上出来といえるでしょう。

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 転出元となる携帯電話事業者別の変更意向者は、ソフトバンクモバイルが21.5%と圧倒的で、NTTドコモが9.7%、
auが7.1%と10%以内に抑えている。一方、「まだわからない」と回答したユーザーが22.8%もいることから、
サーベイリサーチセンターでは「今後の各社の戦略次第では、この層が流れる可能性もある」と予測している。

 インプレス
ケータイWatch:MNP利用希望者はソフトバンクがトップ、転出希望先はauが断トツ

 ソフトバンクモバイルは前進のボーダフォン時代に2年間も縛りがある「ハッピーボーナス
が契約のメイン※であったため、違約金10,500円を払ってまでMNPをするユーザーは少ないでしょう。
逆にこの先1年~1年半の間の契約更新月にMNPするユーザーがどの程度出てくるかが、勝敗を決めるといえます。

 MNPに関しては上記のように比較的善戦していますが、転出者が転入者を上回っており、純増の要因は新規契約が多かっただけです。
しかし、この新規契約者の内容が1年前にも当ブログでも紹介したように、プリペイド契約が占める割合が多く、
財務内容を悪化させる要因にもなりかねません。

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最近は純増基調になっているが、問題はその中身だ。ドコモやauと違い、純増数のうち2Gのプリペイドが約10%(2005年6月)、

2005年9月の3G率は11.6%
となっている。

時間の渦:
ついに禁じ手が… ボーダフォン 通話定額登場

 ソフトバンクモバイルはプリペイド契約者数の正確な数値を公表していないため推測になりますが、
状況としては悪化しているようにみえます。
以下の表は電気通信事業者協会が発表している携帯電話事業者別契約数の2006年10月の携帯IP接続サービスの加入者数です。
ソフトバンクモバイルのみ純減となっています。

 

サービス グループ 平成18年10月 平成18年9月
累計
純増数 累計
iモード NTT DoCoMo 13,400 47,199,900 47,186,500
EZweb

au
(10月末累計: 21,196,900)
ツーカー
(10月末累計: 546,000)
234,400 21,742,900 21,508,600
Yahoo!ケータイ ソフトバンク -18,000 12,884,700 12,902,700
合計 229,700 81,827,500 81,597,800

出典:社団法人電気通信事業者協会 事業者別契約数 2006年10月版

 

 かなり乱暴といえますが、ポストペイ新規契約者の多くはIP接続サービスを契約していますが、
プリペイド契約にはIP接続サービスが利用出来ないため、
事業者の純増数とIP接続サービスの純増数の差がほぼそのままプリペイド契約と考えられます。プリペイド契約は契約者の内、
ドコモ0.09%、au4.2%(ツーカー含む)で、IP接続サービスは、ドコモ90.5%、au81.7%、
ソフトバンクモバイル84.0%です。プリペイド契約がほとんどなく、エルダー層の多いドコモでIP接続サービスの非加入率は約10%で、
これを指標として新規契約者の内10%程度はIP接続サービス非加入者と考えても違和感はなさそうです。

 前述から2006年10月のソフトバンクモバイルの契約者純増数と、
IP接続サービス純増数の差41,800人から10%引いたものがプリペイド契約だと考えると、実質は純減に近く、
加入者の質は下がっているといえます。

 多くの小手先の布石を打っているソフトバンクモバイルですが、加入者はしっかりと見ていたということです。
加入者の信頼を得るための努力をする事が成長への道となるでしょう。

 

※店頭で安価な値段に設定されていたものの大半はハッピーボーナスを契約の条件にしていました。

ソフトバンクモバイル、最終兵器投入。

 ついにやっちゃたよ~ ソフトバンクモバイル。ナンバーポータビリティを使った乗り換えを躊躇させる要因だった、
長期使用割引を引き継ぐ最終兵器投入。加入期間限定ながら基本料金を70%割り引くゴールドプラン投入で、
ドコモユーザーがなだれ込む可能性があります。ゴールドプラン限定ながら、ソフトバンク携帯同士であれば通話料無料(ただし、
21時~12時59分までは制限あり)とウィルコムへの対抗まであります。

 新スーパーボーナスの利用が必須となっていますが、それの発表が10月26日からのため、
条件次第では従来考えられていたソフトバンクから流出するはずだったMNPが、流入に変わる可能性があります。

 発表が楽しみ。

 ソフトバンクのWebにつながりづらいので、プレスリリースの添付資料を以下に保存しておきます。


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