FONを成功させるには。

 前回のエントリー「FONは日本でも流行るのか
であえて触れないことをトラックバックをいただいたので、補足おば。(前回のエントリーは眠いときに書いてるので、ちょっとひどいですね。
ごめんなさい)

style="MARGIN-RIGHT: 0px">

テクノロジーとマネジメントの狭間に:
踊るアFONに見るアFON-草の根無線LAN「FON」が日本でも始動

・本当にクリティカルマスに到達するために必要な密度を得るためのマーケティング投資を実現できるか。
・FONというプラットフォームを利用してビジネスを展開するような事業者を呼び込むことができるか。

テクノロジーとマネジメントの狭間に:
踊るアFONに見るアFON-草の根無線LAN「FON」が日本でも始動

1点目は、要するに、ソフトウェアをインストールする潜在ユーザーにこのサービスの存在を認知させなければならないということ。

認知を行うためには、そのためのプロモーションが必要。そのためにはお金が要る。

 プロモーション予算はFONがGETした資金(Skype、
Google、その他ベンチャーキャピタルから1,800万ユーロえています
)でまかなうとして、
結局のところFONが日本に対してどれだけCommitするかというところに行き着きます。それ以上に問題なのはプロモーションの浸透度、
すなわち効果です。プロモーションをしてもはたしてどの程度インストールしてくれるでしょうか。
密度を上げるためには数万というレベルでは足りません。

 これについてはウルトラCが存在します。日本のコンシューマー向け無線LAN No1メーカーBuffaloの買収、
もしくは提携です。よほどの初心者ユーザーでない限り、ファームウェアのアップデートをしますので、
このファームウェアの中にFONのシステムを組み込んでおけばOK。基本路線はアフィリエイト(=Bill)としておき、
無線LANルータのWebUIでAgreeすればFONを開始する。当然ISPが嫌悪を示すはずなので、キックバックする。

 Cisco SystemsがLinksysを買収した要した金額は約5億ドル。
LinksysはWW無線LANマーケットシェアが約30%程度あり、Buffaloが7%前後で推移していますので、
単純計算で無線LAN関連部門の買収は約100億円程度でいけるかと。(当然ですが、
その会社の未来の収益に対して買収金額をはじき出しますので、あくまで仮定の金額です。Buffaloの平成18年3月期の無線LANの売り上げ比は17.3%ですが、
収益の低さを考えるとあまり高い金額はつけれないでしょう。)

 提携であれば、インストールされるごとにインセンティブを払うなど(要するに、
PCメーカーとNortonなどのAntiVirus系の契約と同じ)の比較的安いコストでできるでしょう。

 

style="MARGIN-RIGHT: 0px">

テクノロジーとマネジメントの狭間に:
踊るアFONに見るアFON-草の根無線LAN「FON」が日本でも始動

2点目は、さらにクリティカルな問題のような気がしている。というのは、
現時点でこのサービスに乗っかろうとしているのは消費者のユーザーだけになる。
これだけだとプラットフォームとしては成長の推進力を失う。プラットフォームが成長するためには、
このプラットフォームを利用して儲けたいと考える事業者が寄ってくることが必要と思う。各種のネットポータルやi-modeなどでも、
事業者のエコシステムをいかに作り上げたかがその成長のポイントであったはず。 

 実はココが一番致命的。前回のエントリーで肯定的でないのはこの部分に由来しています。
FONはコンシューマー向け製品にインストールするので、設置場所の多くはご家庭が占めます。しかし、
ユーザーの利用したいところは繁華街や公共機関/公共交通機関などの、ご家庭とは縁のない場所になります。
前回のエントリーで飲食店と商店にタダでも配れとしたのは、このギャップを埋めるためです。

 ビジネスとして成功するためには、有料課金ユーザー(Alian)を増やす必要があります。
しかし現在のシステムではエンタープライズユーザー(ちゃんとしたInfomation Technology
Divisionのある会社)には利用しづらいので、いわゆるビジネスコンシューマー
(会社の仕事のために自分の財布で負担してくれる人のこと。携帯電話などでは結構多い)をいかにしてくどくかが鍵になります。

 「事業者のエコシステム」については、かなり厳しい。設置されたルータごとの地域属性を元に接続ユーザーに地域情報(=広告)
を提供することは可能だと思いますが、ドライブするための原動力にはなりえないと思う。
GoogleやSkypeとのアライアンスを言及していますが、これは理にかなっています。検索クエリーをGoogleに誘導して稼ぐ。
一つ一つは小さな金額ですが、パイが大きくなれば十分な金額になるでしょう。
(FirefoxはGoogleに誘導する検索クエリーで結構な金額を稼いでいます)

  近い将来、Mbpsレベルのパケット通信が安価ももしくは定額で利用できるようになるでしょう。
優位点は通信スピードと現在サービスとしてスタートできるというところにあります。
早く普及させないとFONそのものがポシャッてしまいます。

「FONを成功させるには。」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。

    引用元のサイト主です。
    こんなにご丁寧にいじっていただいて感謝感激です。

    こんごとも宜しくお願いいたします。

  2. 雷電さん、

     こちらこそ、ありがとうございます。

     これぞTrackBackの醍醐味っていう感じですね。2003年にとある人が「うちのはTrackBackがついてるからいいんだ」と言っていたときには、私はTrackBackが良くわかっていなかったのですが、感慨深い思いです。(私は単にMTGについていっただけなんですけどね)

     ぜひまたご覧いただければ幸いです。

    #SPAM等に利用される可能性がありますので、メールアドレスは削除させていただきました。あしからずご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。