パソコンの修理料金が高いわけ

よく聞くお話です。

style="MARGIN-RIGHT: 0px">


液晶が壊れたら修理代10万円!? パソコン修理料金の謎  / デジタルARENA

パソコンが起動しなくなったので修理に出したら、4万5000円もかかった――。
なぜパソコンの修理料金は、こんなにも高いのか。故障したのは3年前に購入した大手メーカー製デスクトップパソコン。
交換した部品は80ギガバイトのハードディスクだけだ。現在店頭で同じ容量のハードディスクは、1万1000円で買える。
実に4倍の値段だ。

 この記事を見ていると、高くなる主要因は「技術料」だとしていますが、多くの人は納得しないでしょう。
実際に修理料金を高くしているのは「部品代」です。

なぜ部品代が高くなるのか?
 記事中にも記載がありますが、市価と部品価格に大きな乖離があります。これは価格形成プロセスが異なるからです。

 小売店などで販売されている製品の価格は現在の製品価格です。現在の製品の価格?
 と不思議な感じを受けますが、半導体を代表とするコンピュータ関連製品は生鮮食品並みに市況に影響されます。
基本的には量産効果と技術革新により価格はどんどん下がっていきますが需給状況により価格は更新していきます。
いわゆるバルク品と呼ばれるものは市場価格で購入してお客さんの手に渡っているのです。
この市場価格+流通/小売店の利潤+流通経費+保証費用を足したものが小売価格になります。

 それに対して部品価格は過去の製品価格です。
基本的にはパソコン生産時の部品価格+保管費用(倉庫代)+メーカーの利潤+流通経費+部品保証費用が部品代になります。
パソコン生産時の部品価格はボリュームディスカウント※されますので、有る程度割安になります。流通経費は運送費用、
部品梱包費用などを含みます。保管費用は6年程度保管するものとして計算されています。
保管するのに経費が必要なのかという人もいるでしょうが、保管費用は倉庫代は当然として、空調、棚卸し、
ピックアップ要員の確保など思った以上に費用がかかります。ここまでは納得できるものと思いますが、メーカー利潤がくせ者です。
パソコンは高単価なため有る程度低い利益率であっても利益絶対額はでますが、
単価の低い部品は利益絶対額を出すために利益率を高くしています。このようにメーカーからしか買えないために市場原理が働かず、
高値のまま維持されているために、納得できない価格になっているのです。

(3年程度で故障したら、買い換えることが実は一番安かったりしますけどね(^^;)

※基本的には市場価格よりは安くなりますが、諸条件によって価格は変わってきます。
きちんとしたメーカーであれば部品の同一性を重視します。例えばハードディスクはファームウェアは同じ版でないと納入できませんし、
些細な変更点でも変更理由を通知して再度検証します。こうした間接経費の発生が多々ありますので、部材メーカーも相手をみて価格を決めます。
故に絶対ボリュームディスカウントで安くなるとはいえないのです。